映画ダ・ヴィンチ・コードでは、2箇所で数学、物理に関するキーワードが現れていました。それを知ってると、ダ・ヴィンチ・コードの謎解きがより鮮明になりますよ。
「DNAの2重螺旋構造」、「台風の渦巻き」、「銀河の渦巻き」、「植物の葉」などにみられる螺旋形状など、 自然や宇宙の法則はフィボナッチ数列で解明できます.
映画ダ・ヴィンチ・コードの最初のキーワード、フィボナッチ数列は、
貸金庫の暗証番号を入力する緊張した場面で、10桁の番号入力が指示され、教授はメモの数字をフィボナッチの数列に置き換えて見事成功。
フィボナッチの数列とは、中世(13世紀)のイタリアの数学者が提唱した数列。
10桁の番号は、1、1、2、3、5、8、13、21の10個ではないでしょうか?
この数列の約束は、3番目以降は前にある2つの数字の和をとって並べてあるというもの。
3=2+1、5=3+2など。
もともとは動物の増殖問題を扱うものであったが、この数列には不思議なからくりがあります。
順番にならんでいる3つの数、例えば2,3,5を取り出して、両端の数の積から中央の数の2乗を引きます。 この場合ですと、
2×5-3の2乗=1
3,5,8ですと3×8-5の2乗=-1
5,8,13ですと1
順番に計算すると、+1と-1が交互にでてきます。
ギリシャ時代の黄金分割の比は、2分のルート5-1、で小数に直すと0.618034が近似値として求められます。
このゴールデンナンバーとフィボナッチの数列と不思議な関係があります。
数列の隣り合う2つの数の比をとってみると
1分の1=1 2分の1=0.5
2分の3=0.666667 5分の3=0.6
8分の5=0.625 13分の8=0.615385
左右から段々にゴールデンナンバー0.618034に近づいていきます。
もう一つは、ニュートンの墓前で、モラトリアムをあけるキーワードがApple.
そこに隠された言葉がクライマックスの舞台、エディンバラ南のロスリン教会となる。
勿論Appleは、物理学者ニュートンが故郷ウールスソープの実家でリンゴが木から落ちるのをみて、
万有引力を発見したとの故事による。
アイザック・ニュートンの生まれた年、1642年12月25日は、教会に反して地動説を唱えたガリレオが亡くなった年でもある。
映画との関係で大切なのは、ニュートンは、『イエスは神の子でない』と主張する一派のユニテリアンであったことである。