交響曲の父、ハイドンは最後の12年間ウィーンで過ごし、1809年5月31日没した。 ウィーン市内西駅から徒歩10分のところ、Haydngasse 19のハイドン最後の家は現在博物館になっている。
ウィーン市内西駅から徒歩10分のところ、Haydngasse 19のハイドン最後の家は現在博物館になっている。
西駅までは、リングの中心聖シュテハン寺院から地下鉄3号線で5つ目で下車。
ハイドンはこの家でオラトリオの大作「天地創造(The Creation)」や「四季(The Seasons)」を作曲した。
ウィーンの南西50kmのアイゼンシュタット(Eisen Stadt:鉄の町)は特にハイドンゆかりの地として有名。
ウィーン市内南駅(Sudbanhof)から列車で1時間15分ほど、Sudtiroler Platz(聖シュテハン寺院から地下鉄1号線で3つ目)からバスで高速A3号線で1時間15分ほどで、
アイゼンシュタットのドームプラッツに到着。
ハンガリー有数の大貴族エステルハージ家の楽長としてアイゼンシュタットに構えた住居。 八重奏用机、1730年のフレンチホルン、1750年のクラリネット、1780年のフォルテピアノ、初期の草稿などハイドンゆかりの記念品が陳列されている。
13世紀から300年間、エステルハージ家の居城で、アイゼンシュタットのあるブルゲンランド州の重要な歴史的建物。
宮殿内の宴会場、貴賓室、室内楽用部屋、中国風サロンなどが見学できる。
ハイドンルームと呼ばれる演奏会場では、エステルハージ家のために毎晩演奏会が催されていた。
ハイドンルームでは毎年9月にハイドン音楽祭が開催される。
5月末から8月末までは、午前11時にショートコンサート(Music Matinees)が行われている。
毎木曜日はピアノトリオ、毎金曜日は弦楽四重奏、毎土曜日は金管、木管楽器の室内楽で、料金は一律7ユーロ50セント(大人一人)で聞ける。
アイゼンシュタットには日本から演奏、コーラスのツアーも時折訪れている。
美しいお城ですが、残念ながらオリジナルのお城はほとんどありません。
ほとんどすべての部屋は復元されたものでオリジナルではない(第二次世界大戦での損傷のため)
宮殿のデザインは精緻を極め、ヴェルサイユ宮殿の要素が組み込まれています。
宮殿のオペラハウスは1768年に完成し(最初の公演はヨーゼフハイドンのオペラLo spezialeでした)、
その後すぐに1773年にマリオネット劇場が完成し、宮殿の前の噴水は最終的に1784年に完成したと推定されています。