ヨーロッパ旅行特集

ヨーロッパの豆知識

【ヨーロッパの飛行機旅行】 座席は右と左、どっちがトク?


ヨーロッパ航路の飛行機の窓から見る景色は格別

ヨーロッパの景色

ヨーロッパの飛行機旅行では、座席は右と左と、どっちが得か?

ヨーロッパ航路の飛行機の窓から見る景色は格別なものがあります。 折角の飛行機旅行ですので、空から、陸から、川から、海から、全て自分の脳裏にメモリーさせて帰らないと気がすまない習慣になっています。
各都市1泊、それも夜遅く着いて朝早く出発する神風ツアーでは、飛行機でも、現地の移動バスの中でもずっと寝ている人が多いようですが、異国の景色をゆっくり見れない旅なんて、旅行代金の半額は捨てているようなものです。
さて、ヨーロッパの飛行機旅行では、座席は右と左と、どっちが得か?

ヨーロッパ国際線の飛行機旅行の場合、ヨーロッパまで日本から9時間後、モスクワの北を通過する頃、真っ赤な日の出を拝めます。
さらにフィンランドのヘルシンキ上空からバルト海沿いに、ストックホルム、コペンハーゲンと航路が進むと、 眼下に青い海と半島と島とのコントラストが見え、ヨーロッパを第2の故郷にしている私にとって、「あ~ 自分の家に帰ってきたのだ」と何かノスタルジックな気分にさせてくれます。 運悪く、左側の座席の場合は、とても損した気分になります。

ドイツ・フランクフルトからローマへの旅立ちは、右側の窓からどんな景色が見えるでしょうか?
フランクフルト空港を飛び立ち、機種が南に向くと、マイン川と林立するビルがお伽の国のように綺麗にみえます。 その後航路はライン川を右にみて南下。 眼下には広い広いドイツの草原と村々が見えシュツットガルト方面へ。 ここから機種が少し左に向き、バイエルン州を通過、そろそろヨーロッパアルプスがその白い姿を現します。
ドイツからスイスへ入り、遠くインスブルックの町とインターラーケンに抜ける広大な谷を過ぎると、 アルプスの三大名峰といわれるユングフラウ(4158m)、マッターホルン(4477m)、モンブラン(4807m)が手前からその白い姿を現します。
窓から下を眺めると、氷河に覆われた山々、ブルーと緑色の氷河湖がそここに見えて、空からしか見えない壮大なパノラマが存分に味わえます。 ヨーロッパ国内での飛行機旅行では、この醍醐味がたまりません。 左側に座っている人は、恨めしそうにそして遠慮しがちに、私のほうに体とクビをもたげてきますが、「残念でした!」

アルプス上空を20分程度で越えると、いよいよイタリアのロンバルディア平原へ入ります。 そこからは、アルプス以前のくすんだ青空から景色が一変します。
アドリア海に反射する光が染める、真っ青な空と海の景色に目が眩むようです。 同じ空でも、わずか20分の時間の経過で、こんなにも違うものかと実感するひと時です。
「哲学の国からカンツオーネの国へ」 時空を超え、ほんのひとっ飛びで、これほどまでに何から何まで違う異国情緒を満喫させてくれるヨーロッパ、何度訪れても新鮮な発見を与えてくれます。 ロンバルディア平原を越えると、ボロニャからアペニン山脈を越えて一路ローマへ。 空港は海の傍にありますが、飛行機はローマ郊外ブラッチャーノ湖上空から右旋回して空港へ着陸。 サービス(?)でローマ上空を通る場合は、飛行機の中から、ローマ市内視察ができて大変ラッキーです。

実はヨーロッパの中での飛行機の航路は、出発地を基点にして、往路は東側、復路は西側を通るようです。 従って、この場合も、右側座席がダンチに景色が良く、ヨーロッパでの飛行機旅行では、すべて右側の窓側の座席が絶対お得! ということになります。
座席希望はチェックイン時に可能です。ツアーの場合、添乗員さんに希望を伝えておくことをお勧めします。 飛行機やバスの中で眠る習慣の方や、入道雲の中に入り大きな揺れ、 反対側から来た飛行機と1秒そこそこで交差する恐怖、 稲妻を発している雷雲の傍をとおる不安など、窓から見る恐怖とスリルを味わいたくない方は、左側座席に身をゆだねて、ゆっくりお休みになってください。

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