ヨーロッパ旅行特集

ヨーロッパの豆知識

ベルリンの歴史遺産


ベルリンの歴史は「戦争の歴史」

ベルリンが歴史に登場するのは13世紀半ば、18世紀にはプロイセンの首都として繁栄。 その後、プロイセンがフランスに負けたため、2年間フランス軍の占領下にあったが、1871年ドイツ帝国の成立とともに首都となった。

ベルリンが歴史に登場するのは13世紀半ば、18世紀にはプロイセンの首都として繁栄。
その後、プロイセンがフランスに負けたため、2年間フランス軍の占領下にあったが、1871年ドイツ帝国の成立とともに首都となった。
第一次世界大戦に破れ、ヒトラーのナチス党が政権を握ったが、第2次世界大戦に敗北。 ベルリンはアメリカ、イギリス、フランス、ソビエトの4ヶ国の共同統治となった。
しかし東西冷戦がはじまり、1961年にベルリンの壁が築かれ、1989年の壁崩壊まで東西両ベルリンは自由に往来できなかったが、統一ドイツ成立後はボンから首都が移転され現在に至っている。

ベルリンでの宿泊は、5月31日号 でも紹介したホテル エスプラナーデ がおススメです。
ここを基点に、まず徒歩7~8分 (Einem Strasse) で Nollendorf Platz 駅(U2)へ。 Bulow strasse 方面へ7つ目の Hausvogteiplatz で下車。
ゼウス神殿の大祭壇で有名な ペルガモン美術館 まで、川辺を 1km 弱のユッタリ散歩コース。 ここは旧東ベルリン地域で、博物館島中央の広場は、以前、マルクス・エンゲルス広場(現在は、シュロス広場)と呼ばれていました。

博物館見学の後は、すぐ南を通る ウンター・デン・リンデン の菩提樹の木立をゆっくり歩きましょう。
17世紀に作られたこの街路樹は、ベルリン市内で最も美しく、歴史的建造物の多い散歩道で、飽きることはまずありません。
ベルリン国立歌劇場、フンボルト大学(旧ベルリン大学)など重厚感あふれる建物を眺めながら、1789年、プロイセンのフリードリッヒ・ウイルヘルム2世によって建てられた 凱旋門のブランデンブルグ門 まで約 1km の散歩道です。

休憩は、ブランデンブルグ門脇の 最高級ホテル アドロン・ケンピンスキー のカフェがおススメです。二人の時間を、異空間の中でゆっくりと過ごしてください。
このホテルは、日本の有名人がベルリン滞在時に良く使うので有名です。秋篠宮様も利用したことがあります。
休憩後は、ブランデンブルグ門からすぐ北にある連邦議会の建物を見学して、2005年5月にオープンした ホロコースト記念碑 の広場、2006年6月に設置された ヒトラー最期の地説明版を見学して、 ソニーセンターがある統一ドイツの新しい象徴 ポツダム広場 まで歩きます。
ホテルへはポツダム広場駅(U2)で出発地に帰ります。 ホテルで休憩後は、なんと言っても ベルリン・フィルハーモニー を鑑賞。
ベルリンフィルのチケットは、旅行会社に聞いて、日本から予約していった方が無難です。 直前の現地調達ですと、早めに行き当日券を狙うか、「チケット求む」で余りチケットを探さないと、ほとんど手に入りません。 ホテルで調べてもらって、運よくキャンセル分などが手に入ることもたまにはあるようですが。

ベルリン近郊ポツダムへは周遊バスが便利。10時にクーダム216番地の発着所から出発。
日本語アナウンスもあり4時間の周遊コースが便利。 プロシャの絶対君主フリードリッヒ2世が創った サンスーシー宮殿 とポツダム市内見学。
周遊バスコースには入っていないが、プロイセン王国最後の宮殿でポツダム会談で有名なツェツィーリエンホーフ宮殿もお見逃しなく。

Jonathan Smith
Chief editor, Magazine

中欧のプラハ、ブダペストも素敵です