南ドイツ、バイエルン州のミュンヘンも3泊はして、ドイツの歴史と芸術を味わいたい街のひとつです。 1255年にミュンヘンは、イザール河畔のアテネといわれる芸術の都として作り挙げられました。
レンバッハハウス美術館はミュンヘンでも、おすすめのスポット。 中央駅から地下鉄2号線で、隣の駅ケーニクスプラッツで下車。 フランツ・フォン・レンバッハは、肖像画家として名を馳せ、 美術館には、彼が描いた80歳のビスマルクの肖像画などがあります。 レンバッハハウス美術館を世界的に有名にしたのは、ロシアの画家カンディンスキーと青騎士グループ。 1911年12月18日から1912年1月1日まで、彼らの主催による第1回展覧会が開催され、新しい時代の幕開けともいわれました。
カンディンスキーは農村の生活を求めて、ミュンヘンの南西70kmほどの田舎町ムルナウに恋人ミュンターと移り住みました。 そこの「ロシア人の家」へ集まった青騎士の作品が、1957年2月ミュンターの80歳の誕生日に美術館に寄贈されたことにより、レンバッハハウス美術館は一躍世界的に有名な美術館に変貌しました。
ミュンヘンでは音楽と芸術のふたつを楽しむことができる。
まず、ミュンヘンはオーストリアが生んだ天才音楽家、モーツァルトの足跡が多い。
オーストリアのザルツブルグからミュンヘンまで、距離にしておよそ150km。
アウトバーン8号線を、車で1時間少々で着いてしまう。
モーツァルトは6歳のとき、演奏旅行のため父レオポルド・モーツアルト、姉と一緒にザルツブルグを出発。
およそ2週間ミュンヘンに滞在し、当時のヴィッテルスバッハ家、バイエルン選帝侯、マクシミリアン3世ヨーゼフの宮廷(レジデンツ)で演奏し、評判を得た。
モーツアルト19歳のときには、マクシミリアン3世に依頼されたオペラ「偽りの女庭師」の初演のため、再びミュンヘンを訪れた。