晩秋のフランス:ランス・ディジョン・ストラスブールは、秋の恵みいっぱいのどこまでも広がるブドウ畑の美しい丘陵と中世の愛らしい街です。
エペルネーを過ぎ、次なる街は“トロワ”。 木造の街並みで有名なこの町は他地域と違い同じ木組みでも過剰な装飾はなく簡素で優美。シャッターチャンスがいっぱいです。
この後、バスは丘陵を越えブルゴーニュ公国のお膝元“ディジョン”に向います。
歩いてよし、見てよし、食べてよし・・・プラス住んでよしの4拍子揃った街ディジョン。
一時はフランス王家よりも羽振りが良かった公国には、中世、ルネッサンスの家並みが美しく残っており、傑作を集めた美術館、博物館は「小ルーブル」と言われています。
歩いて廻れば、街の中心旧ブルゴーニュ公宮殿を中心に街並み散策とお宝発見!!
そしてリベルテ通りではディジョン名物マスタードを品定めしましょう。
ちなみにこの公国は美味しいものに目がないのでも有名。
ワインは当然、エスカルゴ、ブフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込)など是非お試しあれ。
古くはローマ時代より栄えた“交通の要衝”ストラスブールは現代においてもEUの中心都市として、“ヨーロッパ”の象徴的役割を果たしています。
というのも・・・ライン河を挟み、すぐお隣はかのドイツ、ローヌアルプを越えてイタリアやスイスへすぐという立地。
ここはフランスというより“ヨーロッパ” なのです・・とここに生きる人々は言います。
見所はストラスブール旧市街(世界遺産指定)~大聖堂(ゲーテも感動した美しい西正面)また、交通の要衝すなわち文化の交差点でもあるこの地にはゲーテやグーテンベルクが訪れたこともあり、優れた芸術作品や知的財産が残ります。
ロアン宮の 美しい美術・博物館のコレクションは必見です。
アルザスの誇るワイン街道も旅しましょう。
アルザスの古都コルマールは13世紀以来の街並みが保存されており、更にウンターリンデン美術館に保存される“イーゼンハイムの祭壇画”グリューネヴァルト作は16世紀の宗教画の頂点とも言われる名作でこちらは必見です。
街を散策し、感じられると思いますが、街並みはドイツやスイスでも見られる白壁に木組みの高い屋根。
名物料理も“クグロフ”(ブリオシュ)や“シュークルート” (ザワークラウト)などドイツでもスイスでも同じモノをさすお料理があるようによく混ぜ合わさった文化を感じ、美しい街道の風景とともにアルザスの辿った歴史の重さを知る事になるのです。
一般の団体ツアーではまだ余り行かないアルザスやシャンパーニュやブルゴーニュは、他では絶対味わえない、
感動の中世の美しいフランスです。